新常用漢字に見る、言葉を学ぶことの意味 - やる気倶楽部の活動日誌

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新常用漢字に見る、言葉を学ぶことの意味

こんにちは、やる気倶楽部です。

週末は「週刊やる気ニュース」をお送りしています。

さて、ここで突然ですがクイズです。

次の「におい」は、どのような漢字を使うのがいいでしょう?

(1)梅の花の「におい」 (2)魚の腐った「におい」 (3)香水の強い「におい」

【赤字のお仕事】「におい」も好き好き、漢字はどっち?(2010.12.4 12:00 MSN産経ニュース)

なぜ、こんな問題を出したかと言うと…

そう、新常用漢字が発表されたからです。

新常用漢字 学習指導への配慮が必要だ(12月3日付・読売社説)

上記YOMIURI ONLINEの記事をご覧いただくと分かると思うのですが

常用漢字、というのは受験で漢字を問う際の指標となっており…

こういった改訂がなされた際は“狙われる”ことが多いのです。

今年度に行われる試験においては微妙ですが、来年は一種のトレンドになりそうな予感です。

記事(社説)は

■どこまで覚える(書き取れる)べきか、明確に示すべきである

■漢字の魅力を伝える、そんな新しい学習指導のあり方も検討すべき

という提言がなされています。

ちなみに冒頭の問題の正解は…

(1)梅の花の「匂い」(2)魚の腐った「臭い」となります。

(3)はどうでしょうか?

それは、時と場合によって異なるのでは?というのが、産経ニュースの主張なのです。

(良いと感じるときは「匂い」、不快なときは「臭い」、主観を表現したくないときは平仮名で)







言葉というのは、場面によって変化し、そして常に進化しているもの。

(それを“乱れ”と表現する場合もありますが)

「全然大丈夫です」

これを間違いと指摘する方は大勢います。

全然、というのは後ろに否定が続くのが一般的です。

(⇒「全然痛くないです」)

しかし、一部の辞書には記述されているように…

全然、の後ろに肯定がつづくパターンも存在するのです。

(⇒「一体生徒が全然悪るいです」夏目漱石/坊っちゃん)

現代日本では全然の後は否定が正しいとされていますが、それも変化を伴ったもの。

言葉は人間が生み出したコミュニケーションの道具(ツール)です。

間違った言葉遣いが氾濫するのは、それなりの背景と理由に応じて、ツールが変化した結果です。

頭ごなしに「間違っている」「勉強が足りない」と否定するのはおかしいのでは?と思います。







それと同時に思うのは、言葉への理解が不足して誤解が生まれるパターン。

例えば先日仙石官房長官が発言した「暴力装置」という言葉。

街頭インタビューを聞いていると、おや?とクビをかしげたくなるコメントも。

(ちょっと考えてみよう⇒「暴力装置」という語の意味や語源を巡る議論のリンク集

仙石官房長官が正しい表現をしたかどうか、はここでは触れません。

しかし、そういった言葉への理解が不足している問題は、何も政治の世界だけでなく…

親子の会話、友人との会話、上司と部下の意思疎通、日常に多く潜んでいる問題です。

単に用例間違いだけでなく、言葉の使い方が人(世代)によって違うことで、

ニュアンスが伝わらないことにも大きな問題があります。

最近の政治家をめぐる失言騒動と、それを伝えるマスコミの問題は思った以上に複雑です。







最近はITに変わって「ICT」という言葉が使われています。

(インフォメーション アンド コミュニケーション テクノロジー)

これは情報通信技術を差す言葉ですが、直接会うのと近い通信手段が身近に広まってきました。

メールも、最初は文字だけのやりとりから始まり…

(^_^)といった顔文字や絵文字で微妙なニュアンスを伝えようとした発展がありました。

IT⇒ITCも、そういった不満を解消するために発展して生まれたものです。

言葉と、言葉にまつわる発展を学ぶ。

それが、人がより正確で楽しいコミュニケーションを生み出すために必要なのでは?

そんなことを、このニュースを読んで強く思います。

(担当:K.M)
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