心理学における学習 達成体験の必要性 - やる気倶楽部の活動日誌

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心理学における学習 達成体験の必要性

心理学における学習とは、子供たちが勉強するときにつかう「学習」とは意味が異なる。

学習というと、机に向かって本を開き、それらを理解し記憶するイメージであるが、

心理学における学習は、もう少し広い意味をもつ。




動物でも魚でも学習によって新しいことができるようになる。

行動のパターンが増える。

魚のような生物でも学習する。

水槽の中に輪をおろし、輪のなかをくぐれるようにしておく。

魚が泳いでいる間に、輪の中をくぐることがある。

そのタイミングで餌をやることを続けていると、

輪をくぐると餌がもらえると学習し、

餌を貰う為に輪をくぐるようになるということである。



心理学では、達成動機ややる気を考えるにあたって、大事な考え方がある。

行動と結果の随伴性

頑張れば望む結果が得られるし、頑張らなければ望む結果は得られないという前提があることである。

こういう前提条件こそ「行動と結果の随伴性」がある状態といい、

動物はやる気を起こすのである。



面白い実験がある。

学習性無力感


犬を弱電流の流れる場所に閉じ込めて定期的に電流を流す。

命に別状のあるような電流ではなく嫌な感じ、違和感を感じるような電流だ。

電流が流れると犬は、飛んだり跳ねたり電流から逃れる行動をとる。

しかしどうやっても電流からは逃れられない。

定期的に電流を流すので、電流が流れない時間もある。

最初、飛んだり跳ねたり電流から逃れる行動をとるが、

そういった行動が全く役にたたない行動で、

まさに「のれんに腕押し」の状態である。

そうなってくると犬は、ただじっと電流に耐えて収まるのを待つようになる。

この状態を学習性無力感という。

学習性無力感2




そこで近く電流が流れない場所を作ってやり、そちらに移ると電流から逃れられる環境をつくってやる。

このような逃れられる環境を作った状態の環境において、

初めて電気ショックを与えた犬は、

同様に飛んだり跳ねたりする行動の中で、

台の上に飛び乗って逃れることができる。

これを繰り返すと、電流が流れると最初はまた飛んだり跳ねたりするが

別の場所に移って避けるようになる。

これを続けていくと電気が流れると迷わず別の場所に移動し避難するようになる。

こうして逃れるための行動を学習してゆく。



実験では、一度学習性無力感をもった犬は、

もう逃れる為に飛んだり跳ねたりせず、

じっと耐えているだけになる。

目の前に電気ショックから逃れられる場所があっても、

そこへ避難するという行動をとらなくなってしまう。

行動と結果の随伴性が無いなかで行動してきたこの犬は、

「何をやっても駄目!」ということになってしまったのである。




行動と結果が随伴しない経験を積み重ねるうちに、

自分の行動が無駄に感じ、客観的にみて行動により結果が変えられるような場面でも、

無力感により「どうせ何をしても駄目・・・」となってしまう。




心理学における学習の実験から、子供たちのやる気を無くさせる大きな原因は、

「行動と結果の随伴性」の無い活動、行動、生活体験ではないだろうか?

人間が犬と同じとは言わないが、行動と結果の随伴性を体験することにより、

やる気が沸き、新しいアイデアが産まれ、考え方が変わってくる。



子供たちや小中学生の勉強でも、社会人の活動でも、

行動と結果の随伴性を重視した指導をしてあげることで結果の精度が上がるだろう。

その意味でも、達成体験というのは重要ではないだろうか。

(担当:熊五郎)
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