ほめられるとやる気をなくす子がいる? - やる気倶楽部の活動日誌

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ほめられるとやる気をなくす子がいる?

人は誰でも、ほめられれば嬉しく、やる気が出るもの…と思いがちです。
特に最近は「ほめて伸ばす」ことの大切さを説く専門家も多く、私などは根っからの「ほめられて伸びるタイプ」(苦笑)ですので、ほめられればやる気が出るもんだと信じきっている面もあります。

ところが、これを覆すような「ほめられるとやる気をなくす」実験結果があるのですが、皆さんはご存知でしょうか?

【ミューラーとドゥベック(Mueller & Dweck)の実験】
小学5年生を対象に、算数の問題を解かせた後で、成績がとてもよかったことをほめる。
その際に…

Ⅰ.「とても賢いのね」と能力をほめるグループ
Ⅱ.「よく頑張ったのね」と努力をほめるグループ
Ⅲ.(成績が良かったことだけをほめて)何も付け加えないグループ


と、3つのグループに分ける。
そして、子ども達がその後どのくらい問題数を解くのか、また問題の正答率がどうなるのかを調べる。



…さて、皆さん。一体どのグループがやる気や成果が上がったでしょうか?
答えはⅡの努力をほめるグループ
このグループの子どもは問題を解いた数が、ほめだす前に比べてかなり多くなりました。
ちなみに、Ⅲの成績が良かったことだけをつたえるグループも、わずかではありますが問題を解いた数は伸びています。
対して、問題を解いた数も伸びず、間違いが増えたのがⅠの能力をほめたグループでした。


これにはちょっとした理由があります。
「賢い」と能力だけをほめた場合、子ども達は成績は能力できまるものだという考えを強め、能力はもともと人にそなわったもので変えることができないという風に思います。
ところが、「頑張った」と努力をほめた場合は、成績は努力すればよくなるのだという考え方を強め、能力は自分で伸ばすことができるという風に思うのです。


以上の実験から考えると、ただ単にほめるというのではなく、ほめ方が大切。
下手にほめるくらいならそっとしておいたほうが良い…ということになります。

ほめられる側の立場で考えても、「プロセス」をほめて欲しいという人は多いのではないでしょうか。
プロセスをほめられたいという気持ちは、プロセスをほめられるとやる気が出るという経験則によるところが大きいのかも知れません。

ちなみに、私は「結果をほめられたい」タイプです。
(つまり上のグループで言えば「Ⅲ」でしょうか…?)
なぜかといえば、おおよそほめられたようなプロセスを経ていない場合が多いという(苦笑)
これを要領がいいというか、ズボラというか、適当というかはさておき、私のようなタイプもいますので、決め付けは厳禁ですが、何かしらのヒントを与えてくれる実験であることには違いません。
(参照:『絶対役立つ教育心理学』(藤田哲也編著・ミネルヴァ書房)
絶対役立つ教育心理学―実践の理論、理論を実践絶対役立つ教育心理学―実践の理論、理論を実践
(2007/05)
藤田 哲也

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