モチベーションアップの名人、豊臣秀吉 - やる気倶楽部の活動日誌

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モチベーションアップの名人、豊臣秀吉

前々回、晩年「嫌な老人」になった?と秀吉を紹介したが、その若い頃はさすがに織田信長に重用されるだけのことはあった。

秀吉

信長が尾張清洲の城主になって間もない頃、台風で城壁のあちこちが破損した。

清洲城
※現在の清洲城はコンクリート造り?

信長は家臣に修繕の命令をしたが、家臣たちの指揮する修理作業は一向に進まず、作業員達は言うこともきかず、なかなか修理が完成しない。
家臣たちは作業員に「早くなおせ!」の一点張り。

石垣

そこで信長は秀吉を修理奉行に任命した。
重臣が何人もチャレンジしてうまく行かなかった業務である。

城壁の修理などしたことの無い秀吉は、まず作業員達を集め、「これから城壁の修理をしてもらう。城壁を10ヶ所に分けて、作業員は10組に分かれてそれぞれが1ヶ所を受け持ってもらう。ついては、皆で相談して10組に分かれて作業場所を決めて報告するように」という命を与えた。

作業員達は、こんなやり方は初めてなので、ブツブツ言いながら、相談しあって10組に分かれた。
そして担当する場所は、公平になるようにくじ引きで決めた。
そうして秀吉に報告した。

秀吉は、「城壁の修理は信長様だけのためではない。早く修理をしないと、敵が攻めてきてお前達の家族も殺されるぞ。」と仕事の目的をはっきりさせた。

そして「早く修理ができて防衛に不安がなくなれば、場内にいる女子供やお前達の家族みんなが助かるのだ」と作業員達の働きが領内の人々の役に立つということも明確にした。

そして「明日の朝から作業を始めればよい。今日はゆっくり酒でも飲め。一番早く完成した組には信長様から褒美をもらってやる」といってお酒を振舞い戻って行った。

作業員達は酒を飲始めると、自分達が眠りこけたあと、他の組が抜け駆けで夜のうちから作業をはじめるのではないかと疑心暗鬼になっていた。(これも秀吉の、人を動かす作戦)

誰かが「作業は今から始めよう!酒は出来上がってから飲んだほうがうまいぞ!」と叫んだ。
作業員は一目散に割り当てられた場所に行き、各組の皆が協力しながら必死で作業を行なった。
結局、作業はあっという間に出来上がり、たったの2日で完了したということである。

報告を受けた秀吉は、「信長様から褒美をもらってくる。少し待っておれ」と言って信長の所へ向かった。
秀吉の報告を聞いて、あまりの速さに驚いた信長ではあったが、その方法を聞いて感心し、自ら褒美の金を持って現場の作業員のところまで行って、「一番早くできた組はどこだ。褒美をとらす」

他の組の者が、「この組です」と言って一番の組の作業員たちを称えた。
褒美をもらった作業員達が信長に向かって「わしらは、敵に攻められないようにできるだけ早く修理をしなければならないと思った!早くしないと城内の家族や友人達が殺される。修理ができあがれば、兵士の防衛に役立ち、家族の安全も確保でき女子供を守ることができる。しかもご褒美が頂けるということで必死で頑張りました。」
と言った。
作業員達は「城壁がこんなに早く、完全に修理できたのは、一番早かった我々だけの力ではないので、皆で褒美を分けます」と言って皆で分けたと言う。
組織に一体感が生れた瞬間である。

秀吉の知恵に信長も感心し、作業員達も秀吉のやり方の巧妙さに感心するとともに、信長からちゃんと褒美をもらってくれたことで信頼感は急上昇。
秀吉、面目躍如である。

この秀吉の仕事は、現代における「仕事のモチベーションアップ研究」に合致する。

一般的に仕事においてモチベーションがアップするのは、“次の3つを、仕事をする人が納得すること”と言われている。
①仕事の目的がはっきりしていること
②仕事の成果が社会や組織に役立つものであること
③成果に対して組織が評価してくれること


秀吉が、城壁の修理を指示するにあたり作業員に言い聞かせたのは、まさにこの点であった。
(担当:熊五郎)
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